ラオスの美味しい週末旅(ビエンチャン・ラオス)
村上春樹も何もないって言ってたし。期待を裏切らず本当に何もなかった、ラオスの首都はビエンチャン。
けれども、伝えたい。この国の食文化は素晴らしいぞ。
フランス支配下にもあった、この国の(洋)食文化のレベルと言ったら。パンは香りもよくサクッとしているし、カジュアルなビストトはパリの街角にあるような、フランスの味そのまま。そんな美味しい記憶をつらつらと。
朝食はホテルに付いていたものの、2日続けてLe Banneton Café French Bakery へ。
朝7時過ぎから、テラス席はどこからともなくやってきた(集まってきた)フランス人たちで満席になり、フランス語が飛び交い、まるでパリ。目の前はお寺何ですけどね。みなさまお目当のクロワッサンもSGD1.50ほどなので、シンガポールの某ベーカリーの3ぶんの1ですね。でも味はフランス人認定だし、何と言っても出来立てだからこその、バターが浸み出てくる幸福感。アーモンドクロワッサンは不動のマイベストだけれど、塩系のハム&チーズのクロワッサンも美味しかったし、キッシュも合格。ラオスに住んでいたら、毎朝パンとコーヒーで一日を始めたいなーなんて思った。
夜は絶対にビストロと決めていて、雰囲気の良かったLa Cage Du Coq に行ってみることに。前菜はチーズのラビオリや、エスニックな揚げ物、本日のおすすめから苺とツナのカルパッチョ。メインもハンバーガーや、牛のワイン煮込み。本当にパリの片隅にあるビストロのような味で、セボンなこと。お酒を飲んでも、ひとりSGD20程なんて信じられる?
ラオスの田園風景をイメージした(してません)牛肉のワイン煮込み。とろっとろの絶品です。
そして、私は知っていた。ラオスはベトナム料理も美味しいんだってこと。行った先はPho&Bun Cha Ha noi 、もう名前からして好き。Bun Chaというのはハノイ名物の汁なし麺でして、上にバーベキューした豚肉だったり揚春巻きが乗っている。そこに自分でいろんなハーブを乗せて、甘辛いソースでね。
19の時、初めてハノイで食べた時の衝撃は忘れないよ。確かSGD3ドルくらいかな、お友達は替え玉しておりました。ここはトリップアドバイザーにも載っていないし、ちょっと辺鄙なところにあるのだけれど、行ってみる価値は声を大にしてあり。お散歩がてらに、とってもおすすめです。
実は今回、ラオス料理というものを食べていない。というのも一緒に旅行した友達が二人揃って、パクチー苦手。それに美味しい(それに安い)洋食に飢えていた。だからラオスでは、とことん美味しいパンと、洋食を求めた旅だった。
何もないラオス旅も、朝のベーカリーの香りだけで幸せだったし。夜はエアコンのないテラスでのビストロは最高だった。
フランスの支配下にもあったこの国の首都には凱旋門がある。凱旋門の内側が少しアジア色強めになっているのは、当時資金難で貫徹されず、今もなお手をつけている状況だからそう。それに続く道にはどこかパリの夜を思い出させるような古びた街灯が一列に並んでいる。そんな景色を見ながら、朝のベーカリーの香りとフランス語を聴いていたら、パリで朝を迎えているような気分だった。小さなパリで夢心地。
ラオスでの美味しい週末旅、リピートもありかも。
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